アイドルはアイドル

就活だるい。アイドルが好きそれだけで生きてるのに就活がだるい。

アイドルを追っていてぶち当たること。

 

「アイドルを追っていてぶち当たること。」

このタイトルを見て、思い浮かぶのはどんなことだろうか。

たとえば、アイドルのグループ活動脱退。休職。熱愛。グッズ、特典会、ライブチケット、遠征などの諸経費がかさむこと。それから周辺にいるオタクとの楽しみ方の差による仲違い。

たくさんあるな。

 

私も上に挙げたようなことはだいたい全てぶち当たっている…と思う。今月のクレカの支払いは、給料の額を越えているし。推しはスケジュールを休んで女性と会っているところを目撃され、グループは彼を抜きに別の名前で活動することになったし。先月違う推しに熱愛が出て、事務所を退社することが決まった。 

 

でも、私がこのタイトルをつけて書いてみたいことは上記したものではない。(関わってくることではあるが。)

 

私が書きたいことは、

「アイドルを見ることで自分の人生を振り返らなくてはならなくなる」ということ。

 

いや、これは全然アイドルを追ってるからじゃないだろうと言われても仕方がない。

 

これからする話は自分の生きてきたたった20年かそこらの人生観の話でしかないからだ。

 

今日、宮脇咲良がIZ*ONEの活動に専念しHKT48および、48Gの活動を休止すると発表した。詳しくはProduce48で検索。

 

48のファンたちは結構前からIZ*ONEの「選抜に残ってくれたことは嬉しいが、48Gの兼任をお願いしたい」と言っていたように記憶している。

兼任できないかなみたいなことをHKTの支配人?指原さんも言っていた。

 

けれど、結果的に咲良ちゃんは、「これからも引き続き、応援してほしい」「できれば、パスポートとって韓国に来てほしい」「お願いばかり押し付けてごめんなさい」とTwitterでコメントを出した。

 

この一連のモメントが不甲斐ない私の毎日に刺さった。

 

端的に言うと

「決断を応援してほしい」と頼めるという状況が羨ましい。

 

ということ。

 

は?良い歳こいて何言ってんだ。

 

本当にその通り。

 

でも、アイドルを本格的に応援しはじめて、

こんなにアイドルは頑張ってるのに

こんなにキラキラしているのに

「自分はなんて駄目なんだ」

と思うことが多くなった。

 

応援してお金を使っても、

別にホムマになるわけでも、サポートをするわけでもオタクの長になるわけでもないわけだ。

当たり前だけど、推しの人生に関与することもない。

推しにお金を使って応援しても

私の履歴書には何も書けないのだ。

間接的であれば、

「韓国のアイドルを好きなおかげで語学を学びました。」

とかそんなことは書けたとしても。

 

なんだこの人生。

 

この3日間韓国に行った。

言葉は全く喋れない。これではやっぱり、

語学を学びましたなど、書けない。

 

なんで、こんなに頑張らないんだ、私は。

 

実はなるべく自分の不甲斐なさを吐露しないように、前向きでいれるように、

ここ1年ぐらいやってきた。

 

自分の不甲斐なさを感じながらそれに蓋をし、偽りながら背伸びして生きている。

 

私の精神年齢はおおよそ、中学生くらいで止まっている。もう中学3年生の方が大人だと思う。

 

それなのに、私は高校卒業以上の人に対して

先生と呼ばれながら仕事をしている。

私が体験したことのないようなことを

あたりまえのように経験している人たちに対して、

先生なんて呼ばれて毎日を過ごしているのだ。

 

本当に気が狂いそうだ。

 

隣の芝生は青いだけではないのか?

それはその通りかもしれない。

 

この前ついに私のことを

「あれこそ無駄じゃないか、必要あるのかあの人は。」と学生が言っていると人伝に聞いた。

 

図星過ぎて何も言えない。

 

もうずっと、

「仕事ができないやつ」と思われてるんじゃないかと思いながら仕事をしている。

 

それなのに同い年の推しは

世界を見て世界で仕事をして、自分の音楽を発信しようとしているのだ。

 

自分の思いを「作詞」という形で吐き出し、それが受け入れられているのだ。

 

分かっている比べることが間違っている。

選ばれた人間ができること。

どれだけの努力があってのことか、運が、生まれ持った能力があってのことか。

 

馬鹿な考えだ、馬鹿だとしか思えないのに

何故か、

「羨ましい」と思ってしまうのだ。

 

熱愛が出ても、恋愛ができるのか羨ましい。

脱退しても、脱退という決断ができるのか羨ましい。脱退しても応援してもらえるんだろうな。羨ましい。

 

怪我で休養すれば、よく治してねとかいう心配よりも、怪我をしても待っててくれる人がいるんだ。羨ましい。

 

なんで、こんなに羨ましいんだろう。

住む世界が違うという認識がまだ甘いんだろうな。

 

羨ましいと思うだけで何もしないんだもんな。

パトロンがいないんだもん私には。

とか言い訳をして生きている。